43巻のテーマは「アメリカン・ドリーム(パート1)アトランタ」。
カコとスコットの漫遊記のはじまりはじまり~。
てなわけで前巻で書いた通り、なぜかアメリカ横断旅行に行く事になったカコとスコットの旅行記(アトランタ編)が43巻のメインテーマになります。そうだ京都行こうじゃねえんだからそんな簡単に横断旅行なんて行くのかよおいおい さぁ、どんな楽しい旅が待ち受けているのか今から楽しみですね☆(ゝω・)vキャピ
さて、今回の目次はというと、
☆アメリカ大陸横断のために ☆ストーン・マウンテン公園の入り口
☆二人はエバニーザ・バプティスト教会 ☆市内の貧困地域に
再生時間は英語/日本語バージョンが約43分 英語バージョンが19分
【アメリカ大陸横断のために】より抜粋
Kako 「What’s that carving on mountain, I mean the the rock?」
Scott 「(laughing) You can call it a mountain,everyone else does.Those are the leaders of the Confederacy,Jefferson Davis,and the generals Robert E.Lee and Stonewall Jackson.」
Kako 「What’s a confederacy?」
Scott 「That’s what the South called itself during the Civil War.It means “union,”like a union of states.But it has the sense of being a union of equals, an association of confederates.The South didn’t want to have a strong union, like the North.That’s what the Civil War was all about that and who would control the western territories –Northern bankers and railway men, or Southern agrarian interest.」
Kako 「I thought it was about slavery,about freeing the black people.」
Scott 「That’s what they teach children in the history books,but I don’t really think so.people don’t go to war to fight for other people’s freedom.」
Kako 「But Lincoln freed the slaves — that’s what I learned.」
Scott 「He freed them — in the Border States.
But if he could have preserved the union without freeing them, he would have.Lincoln wanted to keep the nation in one piece.You might think of him as the great unifier of America — Kind of like our Bismark.」
Kako 「You have a strange take on history.」
文章内で使っている単語の解説
carving ・・・ 彫刻
confederacy ・・・ 連合
Civil War ・・・ 南北戦争
union ・・・ 結合
equals ・・・ 同等のもの
association ・・・ 協会
confederates ・・・ 連合国
agrarian ・・・ 耕地
slavery ・・・ 奴隷制度
preserved ・・・ 保存(された)
unifier ・・・ 統一者
take on ・・・ 引き受ける 受け取る
テキストに書かれている日本語訳
カコ 「あの山・・・じゃなくて、岩の表面の彫刻は一体何?」
スコット 「(笑いながら)山って呼んでもいいよ。皆そう言ってるし。連合の指導者たちで、ジェファーソン・デービス、それからロバート・E・リー将軍とストーンウォール将軍だ。」
カコ 「連合って?」
スコット 「南北戦争のときに南部が自らをそう呼んだんだ。”結合”ってことだね。州の結合というように。対等者同士の結合、同盟による結合という意味合いがあるんだよ。南部は北部のように強く結合したくなかったんだ。それが南北戦争の原因だった・・・それと誰が西部の領域を支配するか・・・北部の銀行家や鉄道主か、それとも南部の地主たちか。」
カコ 「奴隷解放・・・黒人の解放をめぐる戦いだと思ってたけど。」
スコット 「歴史の本では、そう子どもたちに教えているけど、僕はそうだとは思っていないんだ。赤の他人の自由のために、人は戦争に行ったりしないさ。」
カコ 「でもリンカーンは奴隷を解放したでしょう。そう習ったわ。」
スコット 「南北の境界の州で奴隷を解放したんだ。もし奴隷を解放せずに国を一つに守れたなら、そうしたさ。リンカーンはアメリカを、一つの国としておきたかったんだ。リンカーンをアメリカの偉大な統一者と考えるかもしれないな・・・アメリカ版ビスマルクといったところだ。」
カコ 「へんな歴史の見方をするのね。」
ひとことまとめ
正しい、間違いじゃなくて、こんな感じで切り口を変えた歴史の見方って個人的には結構好きですね。歴史書や教科書では物語性が入ってくるけど、実際はそうでないことも多いですから(´・ω・)(・ω・`)ネー
そんなわけで、カコとスコットのドタバタ旅行記はまだまだ続くよ~。