第42巻 オムレツをつくるために(パート3) <TO MAKE AN OMELET (PART THREE)>レビュー

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42巻のテーマは「オムレツをつくるために(パート3)」。

オムレツシリーズの第三幕です。

前回までのあらすじを簡単に説明すると、2年の約束でアメリカに来ていたカコが、一度日本に遊びに来ているスコットと同棲していて、そろそろ2年過ぎたから帰ってきなとアメリカまではるばるやってきた母親にその事実を告げたところ、母親大フィーバー(第一幕 多少意訳有り)。

結局、一度日本に帰るという話で母親との交渉が成立したカコは、半年後に1年間日本に帰るとスコットに告げてスコットさん御機嫌斜め(第二幕 多少意訳有り)。

さて、今回の目次はというと、

☆カコの母親が ☆スコットがシャツの胸ポケットから ☆3ヶ月後 ☆その一時間後
再生時間は英語/日本語バージョンが約43分 英語バージョンが19分

【スコットがシャツの胸ポケットから】より抜粋

Scott unfolds the paper. It’s the letter from the University of Wisconsin.

Kako 「Scott,what does this mean? I’m not so literary as you are. Don’t talk in symbols!」

Scott 「I think we should be together, that’s all. This is a building time for us — a time to make something together.

You can’t stop building a blidge in the middle of a river.We’ve been building a bridge towards each other, and we’re almost done now, but it’s too soon to stop.」

Kako 「Are you saying…?」

Scott 「I’m saying we should take that trip across the country. I’m saying we should get that old van and put our lives and our dreams on the line, because we’ll never get another chance to do it.

I called my parents in Miami last night and I told them what I’ve been thinking about.

They suggested I go down there and spend a month with them.

It’ll be cheaper to buy a van in Miami rather than New York, and after I’ve found a good one,

you can meet me there and we can start our new life.」

Scott rips the letter in half as Kako watches in astonishment. He rips the letter into smaller and smaller pieces.

Scott 「Some dreams are worth fighting for, and some are only smoke in the wind.」

Scott flings the bits of paper into the air.They scatter in the wind.

文章内で使っている単語の解説

literary ・・・ 文学的、リテラシー

symbols ・・・ 抽象的、シンボル

suggested ・・・ 提案される

cheaper ・・・ 安い

rather than ・・・ ◯◯よりも

astonishment ・・・ 驚き

scatter ・・・ 撒き散らす

テキストに書かれている日本語訳

スコットは紙を広げます。それはウィスコンシン大学からの手紙です。

カコ 「スコット。どういうこと?私、あなたほど文学的ではないわ。抽象的に話すのはやめてよ!」

スコット 「僕たち二人は一緒にいるべきだということさ、それだけだ。今僕たちは建設期にいるんだ。一緒に何かを作り上げる時期なんだ。川の途中で橋の建設をやめることはできないだろう。お互いに向かって橋を作り始めて、もう少しで完成するところだというのに、やめるにはあまりにも早すぎる。」

カコ 「あなたは何を言おうと・・・」

スコット 「僕たちは横断旅行をすべきなんだよ。(えぇぇ!←注:僕の心の声))中古のバンを買って、僕たちの人生と夢を乗せて。このチャンスを逃したら二度とできない。昨日の晩、マイアミの両親に電話をして、僕の今考えてることを話したんだ。両親はマイアミに来て、一ヶ月ほど一緒に暮したらどうかって提案をしたよ。ニューヨークよりマイアミのほうがバンも安いし、いい車が見つかったら、君がマイアミに来て、そこから新しい生活が始められる。」

スコットは、驚いて見るカコを横目に、大学からの手紙を半分に破ります。彼は手紙をさらに小さな紙切れへと破いていきます。

スコット 「戦う価値のある夢もある、一方、風に吹き飛んでいくだけの夢もね。」

スコットは小さくなった手紙の紙切れをまき散らします。紙切れは風に飛んでいきます。

ひとことまとめ

そんなわけで、次回からはカコとスコットのアメリカ横断編だよ~ヾ(´・ω・`)ノ” (なにこの展開)

いやー、なんていうか素敵なプロポーズですね(棒)。スピードラーニングシリーズの物語は実話ベースだと風のうわさで聞いていますが、こんな人生送ってる人探しだすのってすごい大変だと思います。事実は小説より奇なりとよく言ったものです。

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