39巻のテーマは「日本に在住する日本人」。
ついに、ついに荒木さんシリーズの最終巻です。これ、普通に聞いている人(ひと月に1巻ペース)だったら約半年間、荒木さんと過ごしていたわけですから、もう涙なしには聴けないですよね(←え?
今回の内容は荒木さんが働いている会社の同僚の外国人と、日本と外国との文化の違いについて話しています。例文で登場するヨンはアジア生まれで、両親とともにアルゼンチン、アメリカに渡り、その後ヨーロッパやオーストラリアで暮らしたことがあるという設定ですそうです。
目次はというと、
☆日本に在住あるいは長期滞在 ☆ちょうど、その時ケンがドアを開けて ☆荒木さんの仕事関係の仲間
再生時間は英語/日本語バージョンが約47分 英語バージョンが22分
【ちょうど、その時ケンがドアを開けて】より抜粋
Yong「Yeah,that’s right, Mr.Araki.
In America or Australia, family life comes first.
Work is a means to create a happy home or personal fulfillment.
In Japan, you see a lot of married salarymen separated from their families because of transfers.
But I think it’s better for kids to live with both parents.
In America, when fathers are transferred to another place because of work, they’re most often accompanied by their family.
The company would never think about splitting the family.
Isn’t in true that only when you have a happy private life you feel good and become productive at work.」
文章内で使っている単語
fulfillment ・・・ 実現
salarymen ・・・ サラリーマン
separated ・・・ 分離された、別居した
transfers ・・・ 転送(ここでは転勤)
parents ・・・ 両親
accompanied ・・・ 同行
splitting ・・・ 分裂、引き離す
private life ・・・ 私生活
productive ・・・ 生産性の高い、独創的
テキストに書かれている日本語訳
ヨン「そうなんだよ、荒木さん、アメリカでもオーストラリアでも、家族の生活が最優先、
仕事は幸せな家庭を作ったり、自己実現のための手段だからね。
日本では、結婚したサラリーマンが転勤で家族と離れているのをよく見かけるけど、
子どもにとって両親と一緒に生活することは大切だと思う。
アメリカでは父親が仕事で転勤する時は、大体が家族同伴だよ。会社側は、家族を引き離すなんて考えないよ。
幸せな家庭生活があって初めて、仕事が充実するんじゃない?」
ひとことまとめ
うーん、なんとも悩ましい題材ですねー。
家族のために仕事をしているのに、家族と会う時間がないというジレンマがそこにはあるわけで、家族を第一に考える海外(アメリカ?)と日本の社会について問うた巻になってます(と、まじめにまとめてみた)。