第40巻 オムレツをつくるために(パート1) <TO MAKE AN OMELET (PART ONE)>レビュー

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40巻のテーマは「オムレツをつくるために(パート1)」。

ついに、40巻かー。ここまで長かったなー。僕の場合、何度も書いているようにひと月に4巻ペースなので10ヶ月でここまできていますが(レビューはもっと遅いですが)、普通のひと月1巻の場合は3年超かかるわけですからね。そりゃ、ここまで聴いてる人も数少ないわけです(←え?

さて、40巻から新シリーズに入ります。

今回のシリーズは「オムレツを作るために」。といっても、実際に料理するわけではなくて、「オムレツを作る前には必ず卵を割らなければならない≒新しいモノを作り出すために、ときには何かを壊さなければならない」という意味で使われています。

スピードラーニング上ではイギリスのジョージ・バーナード・ショーが言ったことになっていますが、ドイツでもフランスでも似たような格言が残っているみたいです(余談)。

目次はというと、

☆1980年代の初め ☆それから数週間後 ☆数分後、カコと母親は
☆その夕方、カコと母親は ☆数分後、カコが母親の ☆母親はベッドから飛び起き
再生時間は英語/日本語バージョンが約49分 英語バージョンが20分

【1980年代の初め】より抜粋

It is the early 1980’s and Kako and Scott are “living in sin” in their 2-bedroom apartment in Brooklyn, New York.
The phone rings.
Scott makes a face, Kako answers the phone and has a tense conversation in Japanese for about ten minutes.

Scott 「(as Kako hangs up — ) So,what was that all about?」

Kako 「I’m afraid it’s not so good.」

Scott 「I can tell that from your face. So, how about filling me in on the details?」

Kako 「It was my mom…」

Scott 「Year, I figured…」

Kako 「 She’s coming…」

Scott 「Coming? What do you mean? She’s coming to America?」

Kako 「 I tried to talk her out of it, but she’s so stubborn — she just won’t listen.」

Scott 「When is she coming?」

Kako 「She’ll be here next month.」

Scott 「Are you going to tell her…about me? Or should I just jump out of a closet and yell, “Surprise!”」

Kako 「Don’t make a joke, please!」

Scott 「It’s no joke… Look, we’ve been living together for almost two years, and I still can’t answer the phone in my own apartment.」

文章内で使っている単語の解説

living in sin ・・・ 文字通りだと「罪に生きる」。つまり「婚前交渉」=キリスト教では罪(sin)。ここでは「同棲」の意。

makes a face ・・・ しかめっ面をする

filling ・・・ 中身、内容

tense ・・・ 固い、緊張した

figured ・・・ 考え出した、図に表された

stubborn ・・・ 頑固な

テキストに書かれている日本語訳

1980年代の初め、ニューヨーク、ブルックリンにある二部屋のアパートで同棲生活を送るカコとスコットの所に電話が鳴りました。スコットが嫌な表情を見せるのを横目に、カコは受話器を取り、10分ほど日本語で激しいやりとりをしています。

スコット 「(カコが受話器を置くと)一体どういうこと?」

カコ 「いい話じゃないの。」

スコット 「顔色から察しはつくけど。詳しく話してくれないか?」

カコ 「私の母からだったの・・・」

スコット 「そうか、そうじゃないかと思った。」

カコ 「母が来るのよ。」

スコット 「来る?どういうこと?アメリカに来るのか?」

カコ 「諦めるよう説得したんだけど、母は頑固で私の言うことを聞いてくれないの。」

スコット 「いつ来るんだい?」

カコ 「来月。」

スコット 「お母さんに僕のこと、話すつもり?それとも僕がクローゼットの中から飛び出して「驚いたか!」って叫ぼうか?」

カコ 「冗談はやめて!」

スコット 「冗談じゃないよ・・・もう一緒に生活を始めて二年になるんだ。なのに、自分のアパートにいて電話にも出られない。」

ひとことまとめ

結局、この巻の最後ではカコがお母さんに同棲の事を話します。するとお母さん、お怒り&ご乱心状態に突入し号泣モードに入ってしまいます。さぁ、カコとスコットの運命はどうなってしまうんでしょうか・・・つづく。

(ちなみにオムレツシリーズは3部作)

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